今まで制作してきたクレイクラフト作品の中から、ほんの僅かですが、新しい作品や思い入れのある作品などを紹介させていただいています。
長年、クレイクラフトに携わっていますが、お花の種類の多さには、いつも驚かされています。多肉植物やナチュラル系、トロピカル系、熱帯植物、高山植物など、そして地域によっても異なってくるのですから、素材選びに困ることは、一生涯なさそうです。粘土を触っている時間同様に、そんなお花の写真に見入る時間が、年々増えてきているようです。新しいお花を見つけては、新しい組み合わせを模索し、形づけていく楽しさ…このプロセス全てが、ハンドメイドの面白さなのだな、と思っています。
また、デコクレイといえば、お花の繊細な部分までもが表現できる粘土(ソフトクレイ)が有名ですが、実は、クレイクラフトには、ソフトクレイ以外にも、造る用途に合わせ様々な粘土を使い分けています。たとえば、「造形コース」で使用するエリート(レリーフや人形等に適したソフトタイプの石粉粘土)、この粘土は、ソフトクレイとはまた違った温もりをかもし出してくれます。そして、パーソナルスタイルギフトコースで使用するオリジナルペーストクレイ(ペースト状で作品にテクチャーを付ける時に使用する)、ルーセントクレイ(乾くと透明感が出る粘土、絵の具を混ぜて色を付けて使用する)、シルキースムースクレイ(弾力性があり乾くと透明感がある)など、目的に応じて粘土を選べるのも、デコクレイの魅力の1つでもあります。
これからも、ブーケやブートニア、リース、フラワーアレンジメントなど、アイデアを凝らした作品造りに挑戦していきたいと考えています。また、皆さんに楽しんでいただけますよう、新しい作品ができましたら、更新していきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。
浅尾 陽子